もくじ
はじめに
今日は知人の村山さん(仮名30代女性)のお話です。
対人恐怖症でも結婚することは当然叶います。
これは、夢物語なんかではありませんよ。
対人恐怖症でも、素晴らしい結婚に発展できるです。
ぜひ貴方の参考にしてくださいね。
対人恐怖症の私には男性との交流なんてないので彼氏いません
私は約1年前、31歳で何事もなく結婚することが叶いました。
この結婚に至る迄ほんとに様々なことがあったのです。
今はもう、あの過去がないとしたら私は変身できていないのだと言ってもいいでしょう。
私のパートナー探しによって、アクティブな自分に変われた経験をお伝えします。
私は21歳頃に人間関係でのストレスで精神的に追いつめられ、「対人恐怖症」という名の厄介な病に掛かってしまいました。
その病気というのは、他の人の気持ちを考え過ぎて、いつもどおりに会話することが無理になってしまいます。
この病になってから、私の交流関係は全くと言っていいほど、なくなってしまいました。
もちろん、男性との交流なんてないので彼氏とかいません。
3歳下の妹の結婚式が決まったときから黒い感情が現れて
対人恐怖症に患い7年間の年月が過ぎました。
27歳になった私は、徐々に焦りの感情が浮かんでいきました。
というのも、3歳下の妹の結婚式が決まったのです。
最愛の妹の結婚ですから嬉しい反面、さびしい、くやしい、うらやましいという黒い感情が現れていました。
妹のおなかの中には赤ん坊が宿っていて、そのうち母親になろうと備えています。
その時の私は「対人恐怖症のある限り、結婚もできるわけないし、母親になんてなれないだろうな」と良くないことしか頭になかったのです。
いやいや仕方なく結婚相談所に加入することに
そんな私に転換点が訪れたのは、妹の結婚式から半年過ぎた頃です。
私の疾患を認識しながらもコミュニケーションを続けてくれている親友から「パートナー探しを行ってみたらどうだろうか?」とアドバイスをいただきました。
最初の頃は「パートナー探しなんて、こんな塞ぎ込んだ私には無理」とあきらめていましたが、親も大賛成したので、仕方なく、パートナー探しをスタートしました。
他の人と会話することで傷つきたくない臆病な感情と、パートナー探しで、ひょっとしたら良い相手とめぐり会うことができるではないかという期待の気持ちが入り混じっていたのです。
私が始めたパートナー探しとは、結婚相談所に加入し、パーティーなどには出席せずメールで仲を深め、次の機会にお見合いをするというやり方です。
婚カツパーティーや合コンなどはたくさんの方と関わらなければならなかったから、あきらめました。
加入する際に、結婚相談所のスタッフが懇切丁寧に打ち合わせをしてもらえました。
その情報に応じて、私のお見合い相手を見つけ出す手助けをしていただけるから心強かったです。
その時に、対人恐怖症のこともきちんとにお伝えしおきました。
病気のせいでフォローしてくれるスタッフに嫌な思いをさせたくなかったからです。
このあたりも受け入れてくれた上でのパートナー探しは開始となったのです。
毎日メールをしあうようになってくれた男性ができました
加入してから、こんな私にも男性からのメールが届く様になりました。
男性とメールし始めた私は、徐々にですが気持ちに変化があったのは事実です。
メールを通じてですが異性とおしゃべりするだなんて7年振りぐらいでしたので、私はびくびくしながらも気持ちが高鳴りました。
メールでなら、おしゃべりのキャッチボールがいい感じにいきます。
とうとうたった一人、毎日メールをしあうようになってくれた男性ができました。
その男性は私よりも7歳上のサラリーマンをしている方です。
結婚相談所のHPのプロフィールで私を見つけ出しくれて、好意を寄せてくださったそうです。
メールを始めて1か月、「会いたい」という言葉をハッキリ言われたのはその1回だけでした。
私は会うことを拒否していました。
怖いという感情が私の邪魔をしていたのです。
けれども、彼の思いやりのあるメールの文章に心が安らいでいき、私はお見合いをおこなうことを決めたのです。
スタッフにコーディネートをしてもらい、お見合いの日どりが決まりました。
お見合いではじめて見た彼の姿は、私などにはもったいない程のイケメンな男性だったのです。
ドギマギする私を、思いやりのある眼差しでリラックスさせてくれたのを今でもはっきり覚えています。
メールのようには会話が難しくなってしまった私ですが、彼の接し方によって救われました。
私のペースにあわせて会話していただいたり、ずっと笑顔で居てくれたり、彼の発する空気は私を落ち着かせてくれました。
お互いに一目惚れでした
「この人ならずっと一緒になっていたい」と感じて、私は彼に一目惚れをしてしまっていたようです。
その後、彼の方からも「一目惚れしました」と連絡をいただき、交際がスタートしました。
私の病気の事を分かってからの彼は、「対人恐怖症」ということを勉強をしてくれたのです。
彼のカウンセリングは病院の医師によるカウンセリングと比べても効果的でした。
デートを繰り返しいって、少しずつ私の気分は晴れて行きました。
どれもこれもを受け入れてくれているという安心感があったので、心にゆとりを感じました。
そうして1年後に何の問題もなく結婚式を迎えました。
ですが結婚するまでに、いっぱい迷いました。
「このような私でいいのか」、「彼に迷惑が掛かるかもしれない」とマイナスなことをいっぱい考えていましたが、それでも彼は受けとめてくれたのです。
対人恐怖症は結婚を機に全快に向かう
結婚をタイミングに、私の病気は全快に向かっています。
現在は薬をやめて、パートナー探しではなく妊活をしているところです。
パートナー探しのお陰で、運命の人と出会うことができて、いまは私は私自身として生まれて良かったと実感しているところです。
まとめ
・21歳頃に人間関係でのストレスで精神的に追いつめられ、「対人恐怖症」という名の厄介な病になる
・男性との交流なんてないので彼氏とかいません
・3歳下の妹の結婚式が決まった
・くやしい、うらやましいという黒い感情が現れて
・いやいや仕方なく結婚相談所に加入する
・結婚相談所に加入し、パーティーなどには出席せずメールで仲を深め、次の機会にお見合いをするというやり方
・とうとうたった一人、毎日メールをしあうようになってくれた男性ができました
・私などにはもったいない程のイケメンな男性だった
・彼のカウンセリングは病院の医師によるカウンセリングと比べても効果的だった
・結婚をタイミングに、私の病気は全快に向かっています。
・生まれて良かったと実感している!
以上です。