
紹介内容
次に紹介します方は、結婚するまでは普通に楽しく接していた旦那さんの母が、結婚を機に恐怖の対象となってしまった事例をつづっております。
でも、大丈夫でしょう。
精神科に通って治療されているのです。
精神科の治療は、薬物療法が基本になります。
加えて精神療法も受けているので、時間をかけて回復されることを祈っています。
では、事例を紹介します。
主人の母と仲良く
私は33歳の夫と2年前に結婚した28歳の女です。
主人とは5年ほど交際をして結婚に至りました。
結婚する前からも主人のお母さんとは比較的仲が良かったように思います。
主人が実家で暮らしていたので、時々実家にお邪魔して食事をごちそうになることもありました。
主人のお母さんは娘が欲しかったけれども残念ながら娘を授かることはなかったので、私のことを本当の娘のように可愛がってくれていました。
私もこのように娘のように接してくれるお母さんが、本当にうれしかったのです。
恐怖症は26歳
私が対人恐怖症を患い始めたのは結婚してからです。
そして私の恐怖の対象は、何と主人のお母さんだったのです。
結婚をするにあたり、家族同士の食事会などを開き、結婚式もあげましたが、その頃までは特に何の変化もありませんでした。
それまでどおり楽しく会話をしたり、食事をすることができていたのです。
結婚してからそれが一転したのです。
結婚を機に一転
主人の実家の近くにアパートを借りて、新婚生活を始めたのです。
結婚して数カ月がたったころから、義母と会う際には恐怖を感じるようになりました。
義母と会話をしている時に動悸がするようになったり、話をしていてもどもったりするなどの症状が見られるようになったのです。
このころはどうすれば今までどおり義母と付き合うことができるのだろうかと、その付き合い方にも非常に悩んでいました。
さらにはそれに追い打ちをかけるかのように、義父が亡くなってしまったのです。
一人で広い家に住むのは心細いという義母をみて、主人はすぐに実家を二世帯住宅に建て替えようと言い出しました。
主人は一人っ子だったので、いつかは同居を覚悟しなければならないと私は思っていたのですが、こんな早い形で同居せざるを得ない状況になってしまい、私は非常に困惑しました。
しかし一人になってしまった義母のことを思えば断ることもできず、どんどん二世帯住宅の建築は進んでいきました。
家を飛び出した
そして1年がたちいよいよ同居がスタートとなったのですが、引っ越しの最中で、私はどうしても耐えられなくなってしまい、家を飛び出してしまったのです。
あわてて追いかけてきた主人にこれまでのことを話すと、病院に行こうと勧めてくれたのです。
そして病院に行き診断されたものが対人恐怖症、つまり社会不安障害という病名でした。最初のころは実家に戻って投薬治療と精神治療を受けていました。
おかげか、ここ最近になってようやく二世帯住宅で生活ができるようになってきました。