視線恐怖症 周囲の視線が気になって仕事に集中できない

視線恐怖症 会社で周囲の視線が気になって仕事に集中できない

今では、うつ病や適応障害といったメンタルヘルス不調のせいで、休職中の2030代が増加しています。

そういった時代の背景がある中で、対人恐怖症のある方の仕事は辛いものとなります。

会社でメンタルヘルス対策を行う重要性は高まっています。

例えば、長い時間の勤務・自身のペースで仕事がすることができない・良好でない人と人の繋がり、などが、仕事のストレス要因としてあげられ、メンタルヘルス不調を引き起こしているといわれています。

そして年齢・性別・性格といった個人的要因、家庭の状況といった仕事以外の要因も、メンタルヘルス不調の出現に関係しているため、メンタルヘルス対策は難化しています。

今日は職場でよくあるメンタルヘルスケアについて解説したいと思います。

個別に合ったメンタルヘルスケアをしていくことが大切だ

安易に、メンタルヘルス不調者=心が弱い人・ストレス耐性が低い人、と決めつけるのではいけないのです。

メンタルヘルス不調を引き起こしてしまったストレス要因を落ち着いて評価し、個別に合ったメンタルヘルスケアをしていくことが大切です。

視線が気になって仕事に専念できないケース

仕事場でのメンタルヘルス相談として、よく次のようなものがあります。

周りの人の視線、人の動きが気になり、仕事に専念できない。

具体的にいうと、向かい側の人と目線が合う感じがする

(相手がこちらを見ているように感じる)

ちょっとしたことが気に掛かり、不安や恐怖感を感じやすい状態になってしまう。

不条理であると分かってはいるが自分の意思で、コントロールできないくらいの苦痛になる。

このような症状を仕事場にいるときに感じている方は、精神科の医師に相談することが大切になります。

精神科受診に壁を感じるようでしたら、心療内科でも相談できます。

このような対人恐怖症である視線恐怖の症状が重症化するとどうなるのでしょうか。

不安や緊張のあまり、手足が震える、心臓がドキドキする、息苦しい、吐き気、大量に汗をかく、といった身体症状が出現するケースがあります。

こういった身体症状が出現していなければ、早めの対策を取ることで、重症化を防ぐこともできるはずです。

以上のように神経質になってしまっている状態は、自律神経のバランスが乱れているのだと考えられます。

また、上記のような状況では、ストレスへの抵抗力が低い状態になっているでしょう。

対策としては、自己肯定感を高めることがカギになります。

社交不安障害のケア 薬物療法と認知行動療法

受診先は精神科もしくは心療内科です。

薬物療法と認知行動療法を併用する場合が多いといえます。

薬物療法では、抗うつ薬や抗不安薬を使います。

漢方薬を使用する場合もあります。

認知行動療法とは

「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知といいますが、認知に働きかけて、こころのストレスを軽くしていく治療法を「認知行動療法」といいます。

認知行動療法では、まずは疾患に対する正しい知識を身につけ、その上で、社交場面における自身の感情や行動の問題点を認識し、自身の考え方のゆがみを修正し、正しい行動をとれるように訓練するのです。

認知には、何かの出来事があったときに瞬間的にうかぶ考えやイメージがあり「自動思考」と言われています。

「自動思考」が生まれるとそれにより、いろいろ気持ちが動いたり行動が起こります。

ストレスに対し強いこころを育てるためには「自動思考」に気が付いて、それに働きかけることが役に立ちます。

認知行動療法は、つらくなったときに少し立ち止まり、そのときに頭に浮かんでいる自動思考を現実にそった柔軟性のあるバランスのよい新しい考えに変えていくことによって、その時々に感じるストレスを和らげる方法を学ぶことができるのです。

そして楽な気持ちでもっと自分らしく生きられる可能性が現れてくるのです。

仕事場でメンタルヘルスを整理する方法

何よりも、ストレスに気づき、一日でも早く対処することが重要になります。

ストレスに気づくサインとしては、気持ちの落ち込みやイライラ感、不安感といった心理的反応だけに限らず、食事・飲酒・喫煙量の増加や浪費といった行動化、頭痛や肩こり、めまい、下痢・便秘などの生理的な反応があるのです。

しかも、ストレスを和らげる要因として、上司・同僚・家族との良好な関係があります。

悩み事を相談しやすい関わりを普段からもっていることは重要だと言えます。

そして、他者のメンタルヘルス不調のサイン(遅刻・欠席の増加、表情に活気がない、身だしなみの乱れなど)に気付いたら、しっかりと声をかけることも大切なお互いの心がけといえるのです。

ひとりで抱え込まないことが大切

仕事場で、心身の不調が生じた時、ひとりで抱え込まないことが大切です。

相談しやすい同僚や直属の上司、職場のメンタルヘルス担当者に相談していただきたいです。

仕事先の関係者に相談しにくい場合は、医療機関や外部のメンタルヘルス相談窓口を利用してもいいと思います。

メンタルヘルスについての知識が依然として定着していない企業も多く、単純な「怠け者」と思われてしまう方もいますけれど、メンタルヘルス不調は誰にでも起こる可能性があり、早期の対応が大切です。

とりあえずは身近にいる人に相談してみるのも良いです。

◎自律神経とは

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つに分けられ、自分の意思と関係なく働く。

強いストレス状態では交感神経が主に働き、リラックスした状態では副交感神経が優位に働く。

自律神経のバランスを整えるためには、適切な食事摂取や睡眠、運動、休日にしっかり休息をとることが重要である。

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