増えている マスク依存症

増えている「マスク依存症」の弊害と解決法

今年に入って新型コロナ肺炎の予防の為にマスク着けています。

そのマスクが商品棚に売っていないので困っていますよね。

今日は、そんなマスクの使用とは違った角度からのお話です。

病院にお勤めされている友人でもあります山崎さん(仮名女性)のお話です。

 マスクに依存する人が増えている

病院やカウンセリング・ルームでマスクをしている患者が増えているように思います。

最初は、風邪やインフルエンザの予防のために着けているのかと思っていましたが、この背景には、さまざまな問題が潜んでいることが判明してきました。

なにより、社交不安障害の方はよくマスクをやって来られます。

社交不安障害とは、対人恐怖症とされて古くから知られた精神疾患です。

この疾患は、「人からどう見られているか?」ということが異常に気になり、対人場面・社交場面で過度に緊張をしてしまう当人でないと理解され難い疾患です。

また、醜形恐怖症の方もよくマスクをやって来られます。

醜形恐怖症は、ご自分の顔が醜いとかたくなに信じており、その醜い顔を人から目に晒されることをとても嫌う疾患です。

しかし、醜形恐怖症の方のほぼすべては、俗にいう醜い顔じゃありません。

私自身、醜形恐怖症としてお目にかかった方は、全員、美男美女だったのです。

けれども、これら社交不安障害や醜形恐怖症、これ以外に何らかの不安障害のためにマスクをする方はずっと前からいたように思います。

しかし最近では、これといって心の問題を抱えていない方がマスクをして、そのマスクに依存している「マスク依存症」の方が増加しているような気がします。

その人たちにマスクをやっている理由をきいてみると、不安障害の方と同じように「人からの視線を少し減らせる気がする」「自分がどういう風に見られているかを意識しなくて済む」とおっしゃいます。

これというのは、マスクをそもそも着けようと思っていない方が、なにかしらの機会でマスクと出会って、その効果に思いの外甘んじているように感じられます。

マスクを着けるデメリットは何か

皆様の非言語的コミュニケーションは、おもに目と口元で行われるのです。

この2つの部分で、当人が楽しんでいるか、苛立っているか、悲しんでいるかなどのおおかたの感情を推測しながらコミュニケーションをしています。

けれど、マスクをしてしまうと、口元が覆われるわけですから、通常のコミュニケーション効果の半分が失われてしまうことになります。

マスクをつけていると、周りの人から「感情が読めない」「何を考えているか分からない」という印象を持たれやすくなるのです。

このため、親しみやすさが減り、良好な人間関係を築くうえでマイナスとなってしまうでしょう。

とにかく初対面のときに、マスクで口元が見えないと、顔のインパクトがなく、顔を知ってもらえない、安心感が生まれづらいといった問題が生まれます。

先方と話すときは、マスクを外してコミュニケーションをとった方が、健やかな人間関係が築けます。

 マスク依存症を改善するには

社交不安障害の治療には、心理療法として「エクスポージャー法」というものを活用します。

それは、意図的に不安な場面に直面し続けることで、その不安感を乗り越えていく方法です。

マスク依存症の方にも、同じ様な方法を用いることが可能です。

このとき注意をするのは、たんにマスクを外すのじゃなく、自分が避けたいと思う場面に意図して挑戦することが重要です。

例えば、窓口でのクレーム対応、苦手な取引先との交渉、上司との会話、会議でのプレゼンテーションなどのときに、相手の顔をしっかりと見るということが重要です。

あなたは、口元にいつも着けているマスクを取ってお話してみることです。

繰り返しこのような方法を実践することで、マスク依存症は必ず克服できます。

焦りは禁物なのです

この際、焦りは禁物です。

そうです。

最初から、完璧に出来なくても良いのです。

少しずつ、長い期間を掛けて挑戦してみることが尚更重要です。

貴方の深層心理の片隅の何処かに、認知の歪がある場合があります。

改善には、数年単位掛かる場合もあるでしょう。

そんな貴方も焦らずに、ガンバですよ!

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