対人恐怖症は辛い(Ⅲ)

はじめに 大勢の人前で自己紹介

今回は私の知人でもあります塩澤(仮名20代男性)さんによる手記です。

社員教育の名目で大勢の人前で自己紹介をやらされる時は、とても辛いですね。

この対人恐怖を感じることがないひと達には理解してもらえません。

この辛い気持がわかる貴方と共有してみましょう。

少しでも、周囲の理解者が増えるとよいですね。

対人恐怖を意識し始めたのは中学生

私が対人恐怖を意識し始めたのは、中学生の時です。

ここが辛いというのは、集団討論に参加できないということです。

1対1の時は、相手の目をみることはできませんが、声は聞くことができます。

ある日クラスメイトが私のモノマネをするというので、驚いて見てみると、なんと耳を相手の口元に寄せてカラダが斜めに傾いている姿勢を真似したのです。

これはショックでした。

そんなところを観察されていたのかと思うと、ゾッとしました。

集団討論になると、もう何もしゃべれなくなりました

その後集団討論になると、もう何もしゃべれなくなりました。

一度、何か言えといわれて意見を言ったことがありますが、声は震えて上ずって、それを意識すると、今度は自分が何を言っているのかわからなくなってきて、意見が空中分解してしまいました。

それ以来、集団討論が大の苦手となり、参加してもただ座っているだけでした。

クラス委員をしていたので、昼休みなどに各クラスの委員が集まって、たびたび会議をするのですが、私はクラスの代表で出席しているにもかかわらず、何も意見を言いませんでした。

正しくは、言いたくても言えないのです。

すると、他の生徒が私に対して怒りをぶつけてくるのです。

「あなた、なんで一言もしゃべらないの?やる気ないの?」ときつい口調で怒るのです。

そんな自分に今後どうすればいいのだろうと、毎日悩んでいました。

22歳 新入社員で入社してから

最悪な体験は22歳の時です。

新入社員で入社してから、研修でグループ分けされました。

この「グループ分け」というのも大嫌いでした。

そして、ある日の研修メニューは他のグループに行って、自己紹介をすることでした。

私は顔もよく知らない別のグループの部屋に入って行きました。

そして、10人くらいが座っているテーブルの前に立たされて、自己紹介をするように促されました。

しゃべろうとすると、「え?声が、コエガデナイ」のです。

心臓はすごく早いスピードでドクンドクンと鳴っているのがわかります。

声を出そうとするのですが、気管になにか詰まっているような感じになって、「うっ」とか「あっ」とかまるで吃音のような声、いやまさに「音」しか漏れ出て来ませんでした。

その場の雰囲気はすごい緊迫感でいっぱいでした。

みんなが心配そうにこっちをみているのがわかりました。

5分くらいしても何も出て来ないので、教官はとうとう「もういいよ」といって下がらせてくれました。

対人恐怖症

座っていた新入社員の一人が「こっちこそ息が詰まったでぇ」と言っているのが聞こえてたいへん辛い気持ちになりました。

この時はっきりと自分は「対人恐怖症」という病気であることを受け入れました。

今後の見通しは、集団討論や人前でしゃべるという行為はなるべく避けながら仕事をしていくしかないということです。

心療内科というところにも、受診しようか迷っているところです。

まとめ

・私が対人恐怖を意識し始めたのは、中学生の時

・集団討論になると、もう何もしゃべれなくなりました

・今後どうすればいいのだろうと、毎日悩んでいました

・最悪な体験は22歳の時に起きた

・ある日の研修メニューは他のグループに行って、自己紹介をする

・自分は「対人恐怖症」という病気であることを受け入れた

・心療内科というところにも、受診しようか迷っている

以上です。

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