対人恐怖症とできる仕事(Ⅰ)

はじめに  障がい者雇用制度

次に紹介します中澤さん(仮名20代女性)は、障がい者雇用制度に目を付けられました。

まず不安に思ったら、迷わず心療内科または、精神科へ受診されることをお勧めします。

中澤さんも堂々と精神科に通って治療されているのです。

精神科の治療は、薬物療法が基本になります。

対人恐怖症は社交不安症とも

私は授業中に先生に指名されて、クラスメイトの前で答えを発表することに対して恐怖に感じることがありました。

黒板にチョークで問題を解いていくときに、本当は解ける回答なのですが、何故か足や手が震えて、解くことが出来なかったのです。

クラスメイトや先生が見ている前で何かを発表したり、話したりする必要がある場面で非常に緊張したことを今でも覚えています。

さらに先輩や先生が相手だと、対話することが上手く出来ません。

普段の自分とは別の人格になってしまったように話すことが出来なくなってしまいます。

首を横に振ったり、うなずいたりすることしか出来なかった私でした。

対話の相手が目上の方だと、「この変な人だ」と思われたり嫌われたりすることが不安でたまらなくなってしまい、距離感が掴めず困りました。

このように対人恐怖症であることの様子が良くわかりますよね。


辛い状況は負のスパイラル

仲が良い一部の友人だけとは、気楽にいられたのですが、それ以外のひとが相手だと発言したり、反応したりすることが苦手だったのです。

特に異性と一緒にいると一層緊張してしまいます。

異性とは会話したり仲良くなることが出来ませんでした。

話しかけられて、受け答えが上手く出来ないことをからかわれることによって、ますます苦手になりました。

そんな中でも男女が入り混じった状況では、ただ佇んでいるだけとなることが多く、ここが私の辛いところでした。

負のスパイラル状態といいますか辛い状況だけは、間違いありませんでした。

それでも仕事がしたいので

そんな私ですので、仕事はしたい気持ちがあっても本当に自分に合った仕事が見つかるのだろうかという不安な気持ちの方が大きく仕事探しを躊躇していました。

しかし、このままの状態ではいけないと自覚し、まずは医療機関で診察を受けることにしました。

精神科を受診したら

病院ではお医者さんに自分が置かれている症状を、ちゃんと伝えることができるのかが不安だったので今までに経験してきた症状や現在ここが辛いと思うことなどをパソコンに入力して読みやすく整理した書類をプリントアウトして渡しました。

他にも、不安や緊張を感じるときや苦手な状況で発生する身体の症状、生活する上でどのような支障を来たしてきたのか、なども漏れずに記入しました。

先生は、丁寧に話に耳を傾けてくれました。

それから薬物療法をメインの治療が始まったのです。

障がい者雇用制度について耳にしたので

次に障がい者雇用制度について友人から耳にしました。

それで自分の症状を理解してくれる職場で働くことを決意しました。

障がい者手帳を手に入れたいことを、お医者さんに伝えて診断書を作成してもらうことになりました。

障がい者雇用だと前もって自分の症状や苦手なことを公開した上で、それらに配慮してくれながら働くことが出来ます。

苦手な電話対応をする必要がなく、いつも上司が側にいるような状況を避けて仕事が出来る職場を探しました。

今は、食品工場で仕事している状況です。

まとめ

・普段の自分とは別の人格になってしまったように話すことが出来なくなってしまいます

・異性とは会話したり仲良くなることが出来ませんでした

・辛い負のスパイラル状態に陥る

・まず精神科を受診することから始めた

・読みやすく整理した書類をプリントアウトして渡しました

・今は障がい者雇用制度を使って仕事をしています

以上です。

追記 対人恐怖症

「対人恐怖症」は正式な疾患名ではなく、医学上は不安症の一種である「社交不安症」に含まれると考えられています。

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